家族葬とは?どこまでの事を指すの?知らせ方は?参列する際のマナーは?香典辞退って?
家族葬を執り行う遺族の方は、理由があって家族葬を選択しています。
では、近年特に増えている「家族葬」とは、どのような内容なのでしょう?
家族葬には、特に定義は存在しませんが、「意味合い」としては家族や親戚、親しかった友人を招いて執り行う葬儀形式です。
一般葬で、多くの参列者を受け入れる葬儀は、香典の受付や通夜など、実は準備することが沢山あります。
大人数の参列者を招かず、ゆっくりと葬儀や通夜ができるのが「家族葬」を選ぶ人が増えている理由と言われています。
故人を遺族や親しかった友人とだけ、ゆっくりと過ごしたい、故人の希望だったから、
家族葬はそのような理由で行う方が多いのだそうです。
一般葬(大人数参列)の葬儀に比べ、低い費用で葬儀が行えます。
2016年に、エンディングデータバンク調べのデータでは、首都圏の平均家族葬の費用が115万円。
一般葬の全国平均相場は195.7万円、関東エリアだと186万円というデータもあります。(くらしの友調べ)
もしも、家族葬の案内を受けたら個人が生前親しかった友人、遺族、として招かれているかと思います。
不明点などがあれば、直接問い合わせしてみるのが良いでしょう。
逆に、招待をされていないが、「家族葬」を執り行う情報を聞いたからと言って、無断で参列するのは「マナー違反」になりますので注意が必要です。
遺族の方々は、何かしらの理由があって「家族葬」を執り行っている場合があります。
葬儀のお知らせを受けている場合には、「香典の辞退」が、お知らせに記載されていないかの確認も大切です。
香典辞退の意思を表明しているのに、香典を持参するのは、「マナー違反」になるので、気を付けましょう。
因みに遺族の方は、「香典返し」なども辞退しているという意味になります。
テレビなどでよく耳にする「密葬」と言われるものと、「家族葬」には、どんな違いがあるのでしょう?
芸能人や著名人の方の葬儀には、一般葬を執り行うと、非常に多くの参列者の来場が予想されます。
また、故人が亡くなった事実を公表する前に、遺族・関係者でゆっくりとお別れする目的の時もあるようです。
密葬の特徴は、密葬後に本葬という葬儀を執り行う事が多いことが言えます。
これも、先ほどの公表のタイミングや、参列者の人数などを考慮している場合が多いと言われています。
家族葬との違いは、本葬を執り行う点や、理由・目的が少し違う事と言えそうです。